フードコーディネーター/分子栄養学アドバイザーの伊藤協子がおすすめする栄養レシピ、2023年、新年最初のおすすめレシピは「ボーンブロススープのお雑煮」です。
日本人なら誰もが知るお正月の伝統料理「お雑煮」と”飲む点滴”と呼ばれ、分子栄養学では一押し栄養補給食品の骨付き肉の煮出しスープ「ボーンブロススープ」を合わせたレシピです。
「お雑煮」は、お餅、お肉、魚肉、野菜、だしなどが使われ、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルがすべて入った「バランス栄養食」です。
骨付き肉を煮出した「ボーンブロススープ」は、アミノ酸やコラーゲン、カルシウムなどのミネラルやビタミンが豊富に含まれていて、消化・吸収を改善し、腸内細菌叢をより健康な状態に導くことから、「飲む点滴」と呼ばれています。
また、じっくり煮出すことで、骨の栄養素がスープに溶け出て、うまみエキスが凝縮されるためとてもおいしく仕上がります。
これら「お雑煮」と「ボーンブロススープ」を合体させた「ボーンブロススープお雑煮」は最強の栄養スープ!
「基本のボーンブロススープ」は毎日のお料理やアレンジスープにも使えます。
ボーンブロススープのお雑煮

材料 (4人分)
基本のボーンブロススープ・・・800ml
切り餅・・・4個~
ボーンブロススープで使った鶏肉・・・適量
小松菜・・・1/3束
にんじん・・・1/3本
大根・・・10㎝程
しいたけ・・・2枚
かまぼこ・・・1㎝幅を8枚
ゆず皮・・・適量
しょうゆ(あれば薄口)・・・小さじ1
作り方
- 基本のボーンブロススープで使った鶏肉は、骨から肉を取り分け、食べやすい大きさに切る。小松菜は根元を切り落として4~5㎝幅に切る。にんじんは短冊切りにする。大根は5mm幅のいちょう切りにする。しいたけは軸を切り落とし、薄切りにする。かまぼこは1㎝程に切る。ゆずは皮を薄くそぎ落とす。
- 餅をグリルや焼き網などで焼き始める。
- ボーンブロススープの鍋を中火で熱し煮立ってきたら、にんじん、大根を入れ、小松菜、しいたけ、かまぼこ、鶏肉を加える。
- 全てに火が通ったら、しょうゆを加えて味をととのえ火を止める。
- お椀に具材と汁を入れ、焼き餅を加えて、ゆずの皮を上に盛り付ける。
コツ・ポイント
一般的には鰹節や昆布などの和風だしを使って作るお雑煮を「飲む点滴」と呼ばれる栄養たっぷりの「ボーンブロススープ」を使って作ります。「ボーンブロススープ」は、アクや油をこまめにとって丁寧にじっくり煮込むとおいしく仕上がります。

バランス栄養食のお雑煮を朝食の定番に!
「お雑煮」は、保存食であるお餅を使うので、お正月料理として食べられていますが、私は、オールインワンのお雑煮は日々の「朝ごはん」にぴったりだと思うので、いつでもお餅が手に入る現代の朝食に継続して食べることをおすすめしたいです。
我が家は、普段から具材たっぷりのスープやボーンブロスを使ったスープをごはんやパンなどと出していますが、お餅が余っている時期は具材を変えてお雑煮にしたり、お餅とスープを出します。
夜にスープを多めに作っておけば、朝お餅を追加するだけでできてしまうので簡単だし、朝作ったら夜ご飯にも使えます。
毎日の朝ごはんに具材たっぷりのスープやボンブロススープの習慣をおすすめします。
こちらのレシピはクックパッドにも掲載しています。
その他のcorcorレシピもクックパッド「corcorのキッチン」に掲載しています。
よかったら遊びに来てください!
フードコーディネーター/分子栄養学アドバイザー 伊藤協子